【難民キャンプでのマインドフルネス呼吸】

 

10歳のアルワちゃんが生活するナルカジリア難民キャンプには、

イスラム国のモスルから、空爆を避けるために避難してきた

イラク人が多く暮らしています。

 

どれだけの恐怖を味わい、ここにたどり着いたか想像がつきませんが、

精神的なダメージを負って生活していることは明らかです。

 

アルワちゃんたちがどんな風に気持ちを落ち着けているか、

どうぞ耳を傾けて下さい。

 

「みんなで一緒に深呼吸するんです。

リラックス効果があるのよ、と教わりました。

息を吸うときに、良いものが体に入り、

息を吐くときに、悪いものが体から出ていく

と、イメージしながら、呼吸をします。

 

一人でもこの呼吸をやっています。

もう二度と自分の住んでいたお家に

帰れないんじゃないかと心配したり、

お金がないこと、

兄が働きたくても働き口がないことを

考えたりするときに、呼吸をします。

何だか、良いエネルギーが入ってきて、

悪いエネルギーが出ていく気がします

 

「初めてキャンプにやって来たときは、とても大変でした。

でも「センター」に通い始めてから、気持ちが明るくなりました。

絵を描いたり、遊んだり、勉強したりします。

人を裏切るのではなく、敬うことを教わりました。

 

IRC(国際救済委員会)のソーシャルワーカーと話しをしたときに、

大きくなったら何になる?と、聞かれました。

私は、「先生になりたい」と答えました。

他の子どもたちを助けたいんです」

(アルワちゃんのセリフの要約:いとうさゆり訳)

※写真および動画の出典:International Rescue Committee(国際救済委員会)

 

調息の効果

自らの心である「息」を整えることは、とても大切なことですが、

アルワちゃんのように戦争などの壮絶な経験をした人々の心さえも

安定させる効果があることが、このビデオで見て取ることができました。

 

呼吸を意識して行ったからと言って、すべてのことが解決するわけではありません。

でも、今直面している問題や困難を必要以上に誇大化することなく、

少し冷静な目で見つめる余裕を作ってくれるのです。

 

『おやすみヨガ』の絵本では、

小さなお子さまが、お母さんやお父さんと一緒に

たくさん「呼吸」が出来るように作られた絵本です。

呼吸が深まることで、まず、自分の体がどんな風に変化するのか

ぜひ味わってみて下さい。